Kurume Kasuri

About Kurumekasuri

素朴な美しさと、
渋い味わい

It has a simple beauty and
astringent taste.

久留米絣は江戸時代の終わり頃、12、3歳の井上伝が考案し、その頃から庶民の衣服として広く愛用されてきました。

現在の福岡県筑後地方(旧久留米藩)を中心として綿織り物の着尺として全国において最も有名なものの一つに数えられます。

久留米絣のもつ白と紺で表現された素朴な美しさと渋い味わいは、その強さとともに、紺絣の代表的なものとして愛着をもたれ、二百数十年の長い伝統を持つ久留米絣の技法は、豊かな地方的特色をもつ技術として、日本の染織史上、今日まで大切に受け継がれてきました。

Features of Kurume Kasuri

耐久性と
多種多様な文様

Durability and
a wide variety of patterns.

国指定重要無形文化財久留米絣は、あらそうによる手くくり、天然藍染、手織機による平織りの綿織り物です。優れた耐久性と幾何学的連続文様や花模様の中柄、市松等の大柄等の、多種多様な文様が魅力です。

昔は小柄は男物、中柄花柄模様は女性物、特に大きな柄は寝具として親しまれて来ましたが、現在は用途を問わず使用されています。

また、工房によって柄の特徴が異なる久留米絣を作っています。

Future of Kurume Kasuri

染織文化の一旦を支える
庶民の芸術品

Artifact of the
Common People

もともと、名もない農家から生まれた久留米絣は、伝統という無言の力添えによって日本の染織文化の一旦を支え続けてきた庶民の芸術品です。

現在、久留米絣の需要が少なくなりつつあり、また後継者不足による廃業が相次ぎ、久留米絣の生産量は減少しています。

そんな状況の中、伝統技術による久留米絣も紺の色と香り、具象と抽象のすばらしい調和、化学染料を使わない自然に寄り添う技術と工程で今もなお、手作業でしか出せない魅力を現在でも作り続けています。

About

About

View More

wpg

© aimoriyama

Drag

Prev

Next