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がらつくり
絵の具を使って絣模様の完成予想図を描いていきます。この図案を文化庁に提出し、承認を得ることで無形文化財としての久留米絣の制作が始まります。
About Aimoriyama
Aimoriyama is a Kurume Kasuri studio
that was established in Ansei 5.
久留米絣の工程は30工程ほどあり、今日では大半が機械織りで生産されている状況の中で、重要無形文化財に則った久留米絣の工程を守り続ける数少ない工房の一つです。
藍森山は江戸時代の終わりの頃から久留米絣を製作し、時代が目まぐるしく変化していく中でも、久留米絣に必要な工程ひとつひとつを大切に受け継いできました。
Features of Aimoriyama
Delicate patterns,
vibrant indigo
藍森山では化学染料を使わず、オーガニックコットンと天然のすくも(藍の原料)を使い、
国が認めた職人が手括り、藍染め、手織りの繊細な作業を担当し、
手織りでしか出せない柔らかな風合いと、手作業だからこそ生み出される
細かく繊細な模様が特徴の工房です。
Processes of Kurume Kasuri
30 Processes of Kurume Kasuri
久留米絣は30以上の工程で卓越した技と長い経験を経て美しく織りだされます。
今では久留米絣の製造は機械が主流となっており、
その中で藍森山は、代々続く手織りでの工程を大切にしています。
世界的にも希少で、日本を代表する芸術的な織物になる工程をご紹介いたします。
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絵の具を使って絣模様の完成予想図を描いていきます。この図案を文化庁に提出し、承認を得ることで無形文化財としての久留米絣の制作が始まります。
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絵紙を元にくくりの目安を決めるための計算図を起こします。
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計算図を元に竹を細く割って薄く削り、制作する柄の幅の目安を決めるために使います。
※現在では方眼紙を使う場合もあります。
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製作する絣の本数に合わせて整経する。
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20本単位の本数を3~4回合わせて整経する。
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整経した糸を大きな釜で約15分から20分焚く。
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糸がバラバラになるのを防ぐため、たて糸の絣になる糸に布のりをつけて、テンションをかけて乾燥させます。
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くくりに使うための大麻の皮の部分を水に浸して柔らかくします。
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絣の柄に合わせてあらそう(大麻の茎の皮)で手くくりをします。
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徳島県産のすくも(染料)を使い、すくもが発酵する時の栄養として日本酒(お神酒)硬い木の灰の上澄み液(あく/強いアルカリ)貝灰を入れて藍を発酵させます。※アルカリの状態で発酵するのが藍染の特徴です
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十分に水に浸した糸を藍の薄い方から濃い方へ移動しながら染めていきます。糸を甕に浸け絞りあげて叩くを1セットとして30~40回繰り返します。
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希望の色になったら水洗い、水落とし、脱水を繰り返してその後、手で洗い、脱水を3回繰り返していきます。
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水洗いが終わったら糸を熱湯に浸け、一晩おきます。
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一晩おいて冷えた水から糸をあげ、濡れた状態であらそうでくくった部分をほどく。
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絣ほどきが終わったら数日(2~3日)水を替えながら水に浸け置きます。
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水に浸けておいた絣糸にうす糊を付けて乾燥させる。
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3〜4回整経しているので20本以下の単位に割っていきます。
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20本以下になった糸を1本1本になるように20本の穴を通して枠上げをする。
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枠上げをした糸を糸車で竹管に巻いていきます。 これで横糸は完成です。
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タテ糸、乾燥した絣糸を最初の図案に なるように絣を合わせて約50センチ置きに留置きをしていきます。
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引き合わせが終わった絣糸をのりにつけてテンションをかけて天日干しする。乾燥したらそれぞれ、絣糸、地糸で取り込みます。
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図上の計算通りに絣糸、地糸をあぜを作りながら並べていきます。
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並べたあぜ通りに筬に通していきます。
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筬通しが終わり絣の止め合わせを外しながら 巻き箱に巻き取っていきます。
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機にかかっている元の糸と経巻きが終わった糸を1本1本つないでいきます。
(糸と糸をねじってよりを作る)
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タテの絣が合うまで約1メートルほどできちんと柄が並ぶように織りながら調整します。
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タテの柄が合い次第絣を織り始めます。1ヶ月~3ヶ月織上がったら、ネームを最後に織り、織り上がりです。
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織り上がった反物の、のりを落とし天日干しします。
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乾燥させたら取り込み、反物巻き機でまく。
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久留米絣の規定の長さになるように台かけをする。
Information
Outline of Atelier
Kurume Kasuri
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